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🩷子宮頸がんワクチンキャッチアップ接種🩷
子宮頸がんワクチンについてよくご質問いただくので、お話させていただきます。
まず簡単におさらいです。
- 子宮頸がんになる原因のほとんどは、「ヒトパピローマウイルス(HPV)」というウイルスの感染によるものです。
- HPV感染防止に有効なのが、HPVワクチンの接種です。ワクチンを接種することで大きな感染予防効果が期待できます。
Q:ワクチンの種類がいろいろあるけど種類の違いがわからない。
A:現在、日本で認可されているHPVワクチンには、3種類があります。
- 2価ワクチン(サーバリックス):16型および18型に対応
- 4価ワクチン(ガーダシル):16型と18型に加えて6型と11型に対応
- 9価ワクチン(シルガード9):6・11・ 16・18型に加えて、ハイリスク型の31・33・45・52・58型に対応
- 9価は日本では一番新しいワクチンで、2023年4月から公費で定期予防接種が可能となりました。
Q:ワクチン接種は1回で良いの?
A:HPVワクチンは1回のみの接種ではなく、ワクチンの種類や年齢によって、合計2回から3回接種する必要があります。
Q:キャッチアップ接種というのはどういう意味ですか?
A:キャッチアップ接種とは、HPVワクチン定期接種の対象であった方々の中で、ワクチンの接種機会を逃した方を対象に公費で実施する予防接種です。
1997年4月2日〜2008年4月1日生まれの女性が対象です。
(🎀今年度17歳〜27歳になる方)
キャッチアップ接種として公費で接種が受けられる期間
キャッチアップ接種として公費で接種が受けられる期間は、🎀令和7年(2025年)3月31日迄です。
15歳以上の人は合計3回の接種が必要となり、一般的な接種スケジュールでは最短でも6か月ほどかかるため、接種を希望される場合は、早めの接種をお勧めします。
※期限を過ぎると公費で接種できなくなります。
(対象年齢を過ぎた女性や男性においては、全額自己負担で接種を受けることになります。医療機関によって費用は異なりますが、2価ワクチンと4価ワクチンは3回接種で約4~5万円、9価ワクチンは3回接種で約8~10万円ぐらいです。)
(小学校6年から高校1年相当の女子を対象に定期接種が行われており、対象者は公費でHPVワクチンの接種を受けられます。🎀定期接種の方もお忘れなくね)
子宮頸がんワクチンでHPV感染を予防しましょう!
🌱日本では、毎年10,000人もの女性が子宮頸がんと診断され、約2800人が子宮頸がんで亡くなっています。
また20歳代後半から30歳代という子宮頸がんの発症年齢と出産年齢のピークが重なり、女性にとって深刻な病気だといえます。
あなたやあなたの大切な人を悲しませないようにしていただきたい。
🌱まだまだ知らない方も多くおられます。
周りに17歳〜27歳の女性の方がおられましたら教えてあげてくださいね。
🌱子宮頸がんワクチンでHPV感染を予防しましょう!
(子宮頸がんの予防にはワクチンと検診の両方が重要です!)