検診・健康診断

大阪市では、40歳以上、75歳未満の被保険者に対して「大阪市民健診」を行っています。高脂血症や糖尿病などの生活習慣病の予防が主目的で、身長・体重・血圧・胸囲などを測定します。また、血液や尿、心電図を調べるうえに診察も行い、健康状態の確認に貢献します。

大阪府後期高齢者医療広域連合の被保険者に対して、後期高齢者医療健康診査を行っています。身体の状態把握や疾患の早期発見のためにぜひご利用ください。

一般健康診断では、労働安全衛生法が定める複数の項目を診ることができます。事業者は年に1回、労働者に対して健診を実施することが義務化されていますので、ぜひ忘れずにご利用ください。
診断項目のご要望がある場合は事前にご指定をお願いします。また、団体健診を希望される場合、事前の予約が必要です。

大腸がんは、誰もがかかる可能性がある疾患です。早期に見つけて対処すれば高確率で完治できますが、初期の段階では症状が出にくい特徴があります。そのため、大腸がん検診を定期的に受けて、早期に発見できるよう心がけましょう。

当院は乳房超音波検査による乳がん検診を実施しています。
検査による痛みはなく、皮膚表面にゼリーを塗布して端子を当てるだけで乳房内の状態把握ができます。わずか数ミリのしこりも見つけることができますし、しこりの性状も確認可能です。
身体的負担はほとんどありませんし、検査はすべて女性検査技師や女性スタッフが行いますので、ぜひ安心してご利用ください。

前立腺がん検診では、血液検査により、血液中にあるPSA（たんぱく質の値）の濃度を測定します。
PSAは、ほとんど精液中に分泌されており、ごく少量が血液中に取り込まれます。そのため、正常な状態だと血液中に存在するPSAはごくわずかですが、濃度が高いと前立腺がんや前立腺肥大症、前立腺炎などの病気の可能性が疑われます。
※5年に1回程度の間隔で受診をおすすめしております。

ピロリ菌の検査方法は、胃カメラ（内視鏡）を使う方法と使わない方法に大別することができます。胃カメラを使用する検査としては、組織鏡検法や培養法、迅速ウレアーゼ試験などが代表的です。
当院では、胃カメラを使用しない血液検査や便の検査を実施しています。