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ヒートショック(入浴編・トイレ編・コロナ禍編)
ヒートショック(入浴編・トイレ編・コロナ禍編)
大雪も過ぎ、寒さが厳しくなりました。
寒い季節に注意しなければならないのが
ヒートショックです。
ヒートショックとは
ヒートショックとは、急激な気温の変化によって
大きく血圧が変動し、
心臓や血管の疾患が起こることをいいます。
この血圧の乱高下に伴って、脳梗塞、心筋梗塞、
脳内出血などの病気が起こります。
特に冬の12月から2月の入浴時に注意が必要です。
ヒートショックが起こりやすいシチュエーションとは
寒い冬場の脱衣場や浴室は室温が低くなりがちです。
寒い脱衣所で衣服を脱いで
急に熱いお湯の浴槽につかると、
急激な温度差によって大きく血圧が変動し、
ヒートショックが起こりやすくなります。
重症の場合は死に至ることもあります。
また夜中のトイレにも注意が必要です。
暖かいお布団から起き上がり、
寒い廊下を通って寒いトイレでいきんだ場合、
急激に血圧が上がりヒートショックを起こすことがあります。
様々な場面での急激な気温差で起こりますが、
特に多いのがこのように入浴時や夜間のトイレです。
コロナ禍で起こりやすいヒートショックとは
ところが、今年はコロナ禍でいつもと違う冬を迎え
新たなヒートショックに注意が必要です。
今年は、感染対策のために、窓を開けて
「換気」されてる方が多くいらっしゃると思います。
急激に窓を全開にして換気すると、
冷気が急に入り込んで室温が急に下がり、
ヒートショックにつながる危険性があります。
ヒートショックを起こさないための対策
ヒートショックを起こさないために以下のような対策があります。
【入浴編】
・入浴前に暖房器(温風式)で脱衣所を暖める。
・浴室に入る前にシャワーのお湯を出しておいて
蒸気で浴室を温めるなどして温度の変化を少なくする。
・湯船に浸かる前に、心臓から遠い部位から順
(足・腰・腹部・胸の周囲)にかけ湯をする。
・浴槽の温度は41度以下にする。
・長湯をしない。(5分から10分が目安です)
【トイレ編】
・トイレを小型の暖房器(温風式)で暖める。
・便座を温めることができるトイレで便座を温める。
【コロナ禍編】
・一度に窓を全開しないで少しずつ開けて
寒い空気が一気に入らないように空気を循環させる。
・窓を開ける前に少しエアコンの温度を高くしておく。
・加湿器で部屋の湿度を保っておく。
(室温の低下を感じにくくなります。)
同居人のヒートテックにも気をつけましょう
また、同じ部屋に他の人がいる場合は、
窓を開ける前に声をかけて
上着などを身につけてもらうようにして、
周りの方のヒートショックも防ぎましょう。
これから寒さが一層きびしくなってきます。
新型コロナ感染症を心配されてる方も多いと思います。
ご自分やご家族に
不慮の事故が起きないように
注意して冬を乗り切りましょう。