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院長日記
父の命日

先日は父の命日でした。
「親孝行したいときには親はなし」
亡くなってから随分と時が経ちましたが、ふとした瞬間に父を思い出します。
ことわざのように、生きているうちにもっと孝行しておけばよかったと後悔することも多いです。
年齢を重ねるにつれ、少しずつ親の気持ちがわかるようになり、その想いはますます募ります。
「あぁ、あのときこんな気持ちだったんだな……もっとわかってあげればよかった」
もっと一緒に食事をしたり、お酒を飲んだり、優しい言葉をかけてあげたらよかった。
もっと甘えたらよかった……。
父を思い出すたびに、後悔ばかりが浮かびます。
今朝、父が好きだったご馳走を作り、お気に入りの果物やお菓子をお仏壇に供え、お墓参りに行ってきました。
料理の準備をしていると、なぜか不思議と優しく満たされた、幸せな気持ちが込み上げてきました。
父が「初美、ありがとう」と言ってくれた気がして、思わず涙がこぼれました。
父は、わかってくれている。
深い愛で、いつも見守ってくれている。
「愛をもって、今を大切に生きよう」
父の愛を感じ、そう思えた一日でした。
初美