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美容・健康コラム

帯状疱疹(たいじょうほうしん)について

帯状疱疹(たいじょうほうしん)について

最近、帯状疱疹の患者さんが増えたように感じます。
帯状疱疹についてご質問を受けることも多くなりました。

少しまとめてみましたので、皆さんの参考になれば幸いです。

原因:
帯状疱疹ウイルスによって起きます。
(これは水ぼうそうと同じウイルスです)

症状:
皮膚の痛みや発疹などが起こる病気です。

初めて感染した時は水ぼうそうとして発症します。

治った後もウイルスは神経節に潜んでいます。

加齢や睡眠不足、ストレス、病気などで免疫力が低下すると再び活動を始め、
神経節から神経を伝わって皮膚に到達し、帯状疱疹として発症します。

発症年齢:
50歳代から急激に高くなります。
帯状疱疹患者さんの約7割が50歳以上です。

日本では、80歳までに、約3人に1人が帯状疱疹になると言われています。

合併症、後遺症:
・神経痛
・脳炎
・神経麻痺
・難聴、耳鳴り、めまい
・角膜炎、結膜炎、視力低下、失明
・皮膚の傷跡、瘢痕

多いご質問にお答えしますね。

Q:帯状疱疹はうつるの?うつらない?

A:周囲の人に帯状疱疹としてうつることはありません。

 しかし、水ぼうそうになったことがない人は、水ぼうそうを発症することがあります。

Q:帯状疱疹に2回かかることはあるの?

A:一度、帯状疱疹になると、再発することはあまりないといわれています。
ただし、高齢者やがんなど免疫力が著しく低下した方では再発する場合もあるので、注意が必要です。

帯状疱疹にかかった人のうち数%は再発するといわれています。

Q:口などにできる単純ヘルペスと帯状疱疹は同じじゃないの?

A:帯状疱疹は水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルス

単純ヘルペスは単純ヘルペスウイルスの感染によって起こります。

この2つのウイルスはとてもよく似ていて、
一度感染すると体の中に潜んでいて、免疫力が落ちたときに症状が出てきます。

水疱などの皮膚症状や痛みが出る症状も同じですが、
帯状疱疹は帯状にできるのに対し、単純ヘルペスは口の周りや性器などにできます。

次回は、
帯状疱疹の予防や治療(ワクチンなど)についてお話しいたしますね