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院長日記
報道RUNNERの取材
報道RUNNERの取材を受けました
「上半身裸での学校健診が嫌だった
それが今でもトラウマ」
っていう女性が多くいらっしゃいます。
私は上半身裸のまま並んで順番を待つというスタイルでは無く、
ブラジャーなどの下着ははずして体操服を着た状態で順番を待ってもらっています。
養護教諭(保健の先生)や女性の学校の先生に手伝ってもらって
生徒が私の前に来た時に、体操服を首のあたりまで
ぐぐっと持ち上げてもらってまず胸部を診察します。
そのあとぐるっと回ってもらい
体操服を首にだけ引っ掛けて、両肩もみえるような状態で背中全体を診ます。
診察して必要があれば前屈してもらい、両肩・背骨・肩甲骨などを診ます。
今でもまだ小中学生全員が上半身裸で並んで学校健診をしているところもあると聞きます。
思春期の女児は心もカラダもデリケートです。
ふくらみはじめた乳房などを同級生に見られたり(時には大きいといじめにあったり)もすると、
それが『心の傷』にもなります。
健診前に
なぜ健診が必要なのか
健診の先生は何を診ているのか(十分ご存知ない保護者や生徒もいます)
・肌の変色(肝臓、胆嚢、腎臓などの病気がないかを見るため)
・重症のアトピーが無いか
・虐待などを含め外傷がないか
・発疹(麻疹などの発疹や蕁麻疹がないかなど)
・心臓の音(雑音がないかなど)
・呼吸の音(喘息がないか、肺炎がないかなど)
・側湾症がないか
・異常な皮膚の膨隆が無いか
など本人や保護者に説明するのも大切だと思います。
学校健診が『心の傷』になることなく、
健診結果を見て、親子で「今年も異常がなく良かったね」って
思ってもらえるようになればと思います♡